ビッグツー

全て

久しぶりの台風

update:2024.09.03

 久しぶりに台風10号が奄美を直撃しました。迷走していたはずが「よっ!久しぶり」と言わんばかりに進路を変えて接近してきました。昔は「台風銀座」と呼ばれるほど頻繁に通っていたのですが最近は少なくなっていましたね。

 二週間程前に読んだ新聞で、台風が来ない影響で海水温が高くなり、珊瑚の白化が進んでいるという記事がありました。店としては台風が来る事で物流が止まるので、進路に一喜一憂しておりますが、奄美にとっては台風と共存するために必要なのかもしれません。

 

昔、台風の時はどうしていたでしょうか?従業員に聞いてみました
思い出と共に振り返ります

 

●台風が来たら停電になるので懐中電灯で照らして本を読んでた。停電時ならではの時間を楽しんでた。
●なんもない。寝るしかなかった
●停電あると2~3日は復活しなかったので、皆で集まってお酒を飲んでいたりした。発電機がある家が近くにあり、その家に皆集まっていた。
●小学校の頃台風で帰る時、高学年の生徒を一番前と後ろにして、カルガモみたいに一列に並んで帰ってた。当時は幼くただ面白かったけど、近所のお姉さんに聞いたら小さい子がふざけて動くのが怖かったそうです。
●学生の頃、台風がなぜか金・土・日に来て休みが無くなってた。学校等もそこまで厳しい所ではなかったので外に出て、買い物ビニール袋を両手で持ってパラグライダー代わりに少し浮く感覚を楽しんでた。
●昔は物がなかったので、恵みの台風だった。台風で落ちた果物の実(みかん・ぼんたん・ばんしろう等)を拾って喜んで食べた。それと雨戸が飛ばされないように長い棒をあてがって両サイドヒモで結んで用意していた。
●台風になるとその家に親戚一同集まってご飯食べたり過ごしていた。昔は台風に皆で備えてた。台湾ヒノキの木材で作った家なのでとても頑丈で、台風の風がまともにあたってもいまだに綺麗に残っている。
※1990年に台湾で国有天然林の伐採が禁止となりました
●4歳か5歳の頃、親と大阪に行って島に帰ってきたら家の屋根がなかった…。そのインパクトはいまだに覚えている