本日7月26日、奄美・徳之島・沖縄北部の世界自然遺産が三周年を迎えました。奄美で生まれ育った島人にとって改めて自然の魅力を感じる特別な日です。

　早朝、東の空が徐々に薄紅色に染まり始める頃、国道沿いには静寂に包まれた美しい光景が広がります。柔らかな朝の光が差し込み、鳥たちの美しいさえずりが澄んだ空気に溶け込むと、昨日までの疲れが自然とともに消えていくのを感じます。

　奄美の魅力は自然だけでなく、人々の温かさもまたこの地の宝です。包み込むような包容力があり、親族のような裏切らない絆があります。Iターンで奄美に移り住まれた方々も、この自然と人々と共に奄美を新しい故郷として受け入れています。ここには心に富を与える自然が広がり、安心感が心を満たしてくれると思います。

　奄美の世界自然遺産として、この独特の自然と人々の温かな関わりを大切にしながら、未来へと継承していければと思います。この場所がいつまでも心のオアシスであり続けることを願っています。